2019年3月13日
日野、大河内記念生産特賞を受賞
日野自動車は8日、第65回大河内賞で「大河内記念生産特賞」を受賞したと発表した。多品種少量の大中型トラックの生産効率を向上させた同社のモノづくり力が高く評価された。
トラックは顧客のニーズに合わせた多種多様の仕様がある一方、車型ごとの生産量は少なく、いかに効率的に生産するかが課題となっている。同社では、フレームのモジュール化を進めるとともに、古河工場の新設にあわせてモジュール化したサイドレールの部材供給から車両完成までを一本でつなぐ順序生産ラインを考案。サイドレール用の可変式ロール成形機を開発し、生産順序にあわせて車型ごとに異なる寸法や形状を1個ずつ生産することを可能とした。同システムは2016年10月に稼働し、在庫の削減や生産リードタイムの短縮などの成果を上げた。
大河内記念賞では、生産工学・高度生産方式の実施などに関する顕著な業績を表彰している。今回、日野は「トラックモジュールフレームおよびロール成形技術を用いた在庫ゼロの順序生産ライン開発」で受賞を果たした。
日刊自動車新聞3月9日掲載
開催日 | 2019年3月8日 |
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カテゴリー | キャンペーン・表彰・記念日 |
主催者 | 財団法人大河内記念会 |
対象者 | 自動車業界 |
リンクサイト | 大河内記念財団 受賞者 http://www.okochi.or.jp/hp/jusho65_c.html |