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2019年3月12日

近畿2月の新車販売台数、5カ月連続で前年超え維持 軽は前月に比べ伸び幅拡大

近畿2府4県の2月の新車販売台数は登録車と軽自動車の合計が前年同月比3・3%増の7万2031台となった。前月より伸長率は縮小したものの、5カ月連続で前年超えを達成している。登録車は2・3%増の4万6131台で2カ月連続のプラス。軽も5・0%増の2万5900台と5カ月連続で前年を上回り、小幅ながらも前月より伸び幅を拡大した。府県別では兵庫を除く5府県がプラスを確保している。

〈滋賀県〉 登録車と軽の合計は前年同月比7・3%増の6772台となり、近畿では和歌山に次ぐ伸長率となった。全国平均に比べても高い伸びを示している。登録車は9・8%増、軽は4・2%増と登録車が市場をけん引した。登録車はトヨタとレクサス、ホンダ、マツダ、三菱、スズキ、ダイハツが好調に推移した。商用車系も大半が大幅伸長している。軽はホンダが唯一の2桁増で、スズキとダイハツ、日産も前年超えを果たした。

〈京都府〉 登録車と軽の合計は前年同月比3・8%増の9579台となり、伸長率は全国平均を上回った。登録車は1・3%増、軽は8・2%増で、軽がけん引する格好となった。登録車の銘柄別はスズキが22・4%増とトップの伸長率で、トヨタやマツダなども前年超えを達成した。商用車系も大半が2桁増と堅調に推移している。
軽はスズキとダイハツが明暗を分けたが、6銘柄が前年を上回っている。

〈大阪府〉 登録車と軽の合計は前年同月比3・8%増の2万6447台と5カ月連続で増加した。登録車は4・0%増、軽は3・2%増で、いずれも5カ月連続のプラスだった。ブランド別ではトヨタと日産、ホンダ、マツダ、三菱、スズキ、いすゞ、日野が前年超えを果たした。三菱は軽の好調により22・7%増と伸長率がトップとなった。スズキは登録車と軽ともに2桁増。登録車ではマツダとダイハツが大幅増となった。商用車ではいすゞが19・3%増、日野も9・2%増と伸長している。

〈奈良県〉 登録車と軽の合計は2カ月連続で前年超えを果たした。登録車は3カ月ぶりにプラスに転じた。銘柄別では8ブランドが前年を上回った。「CX―8」が好調なマツダや2月に大幅改良した「デリカD:5」に引き合いが強まった三菱などが伸長した。軽は2カ月連続のプラスを記録した。乗用車は2カ月ぶりに前年を割ったが、貨物車がカバーした。銘柄別では4ブランドがプラスを確保している。

〈兵庫県〉 登録車と軽の合計は、前年同月比0・2%減の1万9710台だった。軽は5・4%増の7260台となり、12カ月連続のプラスで市場をけん引した格好だが、登録車は3・2%減の1万2450台と伸び悩んだ。
初売りの商談は一段落したが、年度末商戦の本番に向けて活発な動きも表れている。ただ、登録可能な車両が不足していることが台数を押し下げる要因となった。

〈和歌山県〉 登録車と軽の合計は前年同月比7・5%増の4332台と5カ月連続でプラスを確保した。府県別では伸長率が最大となった。登録車は10・1%増の2223台、軽は4・9%増の2109台。登録車はダイハツが約3倍増を記録した。「トール」や「ブーン」などコンパクトカーが台数を押し上げた。軽は貨物車が24・5%増と大幅伸長している。銘柄別では「eKワゴン」や「eKスペース」が好調に推移した三菱が68・6%増を記録した。

日刊自動車新聞3月8日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
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開催地 近畿2府4県
対象者 自動車業界