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2019年3月3日

トヨタ部品茨城共販が日本経営品質賞、独自の人づくりシステムや地域貢献など評価

トヨタ部品茨城共販(駒月純社長)が、「2018年度日本経営品質賞」を受賞した。これを受け、都内で開催された表彰セレモニーなどを行う「顧客価値経営フォーラム」に参加し、受賞者として経営品質向上活動の取り組みについてスピーチした。

日本経営品質賞は日本生産性本部(茂木友三郎会長)が設立した日本経営品質賞委員会(福川伸次委員長)により、付加価値生産性向上のため社員能力と提供する顧客価値の強化を重視する組織能力を表彰する制度。18年度は17組織から申請があり、トヨタ部品茨城共販は最上位賞の「日本経営品質賞」(中小企業部門)を受賞した。
同賞は1996年より年1回選出されるもので、これまで自動車流通業からはネッツトヨタ南国(旧トヨタビスタ高知)、ホンダカーズ中央神奈川(旧・ホンダクリオ新神奈川)、滋賀ダイハツ、カワムラモータースが受賞している。

今回の受賞理由は、独自の人づくりシステム「改善マン」による「お役立ち活動」の浸透、グループトップクラスの成果、顧客価値転換、販売店を巻き込んだ地域貢献などの活動・成果が評価された。
同社の経営ビジョンは『日本一頼りにされる部品共販店を目指して』。スピーチで駒月社長は「何か改革をやってやろうということではなく、もっとみんなで楽しく自由に仕事ができたらいいと思ったのが取り組みのきっかけ。トヨタ式の改善で魅力のある価値を提供してさらにお客様のところで価値が増幅し、この会社でよかったと思えるような活動を広げることに取り組んでいる」と経緯を説明した。
同社は、風土改革と仕事の改革を同時に進め、風土改革では「スマイルグランプリ」「革新賞」「サンクス賞」の表彰制度など、全社員にわかりやすい新しいしくみを作っている。そして、目標設定は「1年で10人の改善マンを15年間で150人作り、2030年に全社員改善マン化する」など長期で人づくりに取り組むこととしている。

日刊自動車新聞2月28日掲載

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

日本生産性本部

開催地 トヨタ部品茨城共販
対象者 一般,自動車業界
リンクサイト

日本生産性本部 2018年度日本経営品質賞 3組織に受賞決定

https://activity.jpc-net.jp/detail/jqa/activity001549.html