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2019年3月3日

世界販売4社が増加、乗用8社1月実績 トヨタ、ホンダ最高

乗用車メーカー8社が27日に発表した2019年1月の世界販売は、トヨタ自動車、ホンダ、三菱自動車、ダイハツ工業の4社が前年同月実績を上回った。このうちトヨタとホンダが1月としての過去最高を更新した。海外販売は、米国でセダン系モデルを中心に販売が伸び悩んだものの、アジアでの販売が好調だった。国内販売も堅調だった。

海外販売はトヨタ、ホンダ、スバル、ダイハツが1月としての過去最高を更新した。中国市場は、トヨタは昨年導入した「C―HR」や新型「カムリ」のほか、レクサスブランドが好調で前年比15・3%増だった。ホンダも「アコード」や「CR―V」の販売が伸びて同8%増で、1月として過去最高だった。一方で中国は市場全体は低迷しており、日産自動車は同0・8%減、三菱自動車は11・2%減、マツダは32・7%減だった。スバルは昨年発売した「フォレスター」が好調で27カ月ぶりに前年を上回った。

北米市場はセダンを中心とした乗用車モデルは引き続き、市場が低迷している。日産は主力セダンの「アルティマ」を昨年全面改良し導入したものの、市場全体の伸び悩みとSUV「ローグ」の新型車効果が一巡し18・5%減だった。トヨタも「RAV4」の新型モデルへの切り替えが影響した。昨年に新型車「アセント」を投入したスバルは1月として過去最高の販売台数だった。

各社好調に推移したのはアジア。ダイハツがインドネシア、マレーシアでいずれも販売を伸ばしたほか、三菱自もベトナムなどで「エクスパンダー」の販売が伸びた。
国内販売は1月に国内工場の操業を停止したスバルが大幅に減少したものの、全体では堅調だった。

日刊自動車新聞2月28日掲載

開催日 2019年3月27日
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