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2019年2月27日

機械振興賞、経産大臣賞受賞のマツダなど表彰

機械振興協会は19日、都内で「第53回機械振興賞」の表彰式を開催し、マツダの「夜間視界ヘッドランプ制御システムの開発」に経済産業大臣賞を贈った。受賞した技術は、2015年から搭載を始めた「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」に用いられている。ドライバーの視覚を確保するだけではなく、対向車が受ける眩しさも軽減したことや、従来は高級車のみ採用される装備を普及価格帯にまで広げた点が評価された。

ALHは、ハイビームの配光を自動で切り替えるだけでなく、車速や道路状況に応じて最適な視界を確保するよう配光制御を行う。ドライバーと対向車の視界確保を両立した。またLEDの点灯と消灯をスムーズにし、ドライバーの目の負担も軽減している。

ALHは15年に実用化した当時はヘッドランプ1個当たりLEDチップを4個用いていたが、昨年商品改良して発売した「アテンザ」からは1個あたりLEDチップを20個使用している。これにより前方の状況に応じて車両近くの左右視界を拡大するなど、きめ細やかな配光制御が可能になった。制御のアルゴリズムも自社開発で、フロントガラスのカメラで撮影した画像から前方の状況を取得し判断している。授賞式には松本浩幸執行役員らが参加した。

日刊自動車新聞2月23日掲載

開催日 2019年2月19日
主催者

機械振興協会

リンクサイト

マツダニュースリリース 第53回機械振興賞「経済産業大臣賞」を受賞

http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2019/201901/190118a.html