2019年2月26日
デンソーとバンドー化学、3回目の健康経営銘柄に
経済産業省は21日、従業員の健康管理を経営的な視点で考えて戦略的に取り組む上場企業を対象とした「健康経営銘柄2019」の37社を発表した。自動車関連企業では、デンソーとバンドー化学が3年連続で3回目の選定となったほか、素材関係ではJFEホールディングスや古河電気工業、電気機器関係ではオムロンや堀場製作所などが選定された。
また、大規模法人を対象とした「健康経営優良法人」には、自動車メーカーやサプライヤーのほか、千葉トヨタや東京マツダなどディーラー36社も選定された。
健康経営銘柄は経産省が東京証券取引所と共同で選定しているもので、今回で5回目となる。上場企業を対象とした「健康経営度調査」の結果に基づき、経営理念・方針や組織・体制、制度・施策実行、評価・改善、法令順守・リスクマネジメントの5方向から評価して選定した。
デンソーは、独自の「生活習慣スコア」を経営指標として、職場ぐるみで“健康づくり”を深化させ、ワークライフバランスの向上を全社的な取り組みとしたことが評価された。18年度には各部署の健康リーダーを中心に、全社で1112件の「健康アクションプラン」を計画したという。
バンドー化学は、労使で組織した「健康いきいき職場づくりチーム」が日々の健康づくりを推進しており、EQI(行動特性検査)やSOCスケール(ストレス対処力)などの指標を使って健康経営を実践していることなどが評価された。
一方、健康経営優良法人には、トヨタ自動車、日産自動車、マツダの自動車メーカーと曙ブレーキ工業やジヤトコ、住友電装、豊田自動織機などのサプライヤーが選定された。また、自動車ディーラーでは大阪トヨタ、大阪ダイハツ、日産プリンス東京、ホンダカーズ愛知なども選ばれた。
同日、都内で開かれた発表会で、経産省の関芳弘副大臣は「健康経営に取り組む企業が社会的に評価され、こうした取り組みがさらに促進されることを期待する」などと挨拶した。
日刊自動車新聞2月22日掲載
開催日 | 2019年2月21日 |
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カテゴリー | キャンペーン・表彰・記念日 |
主催者 | 経済産業省 |
対象者 | 大学・専門学校,一般,自動車業界 |
リンクサイト | 経産省「健康経営銘柄2019」に37社を選定しました! http://www.meti.go.jp/press/2018/02/20190221001/20190221001.html |
健康経営優良法人2019(大規模法人部門)認定法人一覧
http://www.meti.go.jp/press/2018/02/20190221002/20190221002-1.pdf
健康経営優良法人2019(中小規模法人部門) 認定法人一覧
http://www.meti.go.jp/press/2018/02/20190221002/20190221002-2.pdf