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2019年2月26日

バス左折時の巻き込み防止、三菱ふそうが国内初

三菱ふそうトラック・バスは21日、大型観光バス「エアロクイーン」「エアロエース」を大幅改良し、4月に発売すると発表した。左折時に歩行者や自転車を検知して、巻き込み事故を防止する機能を大型観光バスとして国内初採用した。ドライバーの異常時に車両を自動停止するシステムも標準装備し、安全性向上とドライバーの負担軽減を図った。初年度(2019年)は650台の販売を見込む。

左折時の巻き込み事故を防止する「アクティブ・サイドガード・アシスト」は、車両左側の後輪前に設置したミリ波レーダーで歩行者や自転車、車両をレーダーで検知する。障害物を検知すると、コクピット左側やメーター内ランプが黄色に点灯。そのままドライバーがステアリングを左方向に切り続けるとランプが赤色になり、ドライバーのシート下を振動させて警告する。標準装備として採用した。

ドライバー異常時対応システムは、非常ボタンを運転席と客席側に設置しており、ボタンが押されるとハザードランプで車外に異常発生をアピールする。その後自動ブレーキが作動し、ホーンを鳴らしながらストップランプが点滅して停車する。誤ってボタンが押されても3・2秒以内であればキャンセル可能とし、国土交通省のガイドラインに準拠した。
異常時対応システムが作動するとテレマティクスサービス「バスコネクト」を通じて、顧客の事業者に通知する。同システムの国内導入は日野の「セレガ」に続く、2例目となる。また衝突被害軽減ブレーキは、歩行者検知機能を追加した。
価格は、車高が高く観光用途のエアロクイーンが4920万2千円。都市間交通で主に用いられるエアロエースが4681万円(全て消費税込み)。

日刊自動車新聞2月22日掲載

開催日 2019年2月21日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

三菱ふそうトラック・バス㈱

対象者 自動車業界
リンクサイト

プレスリリース2月21日発表 「型観光バス「エアロクィーン」「エアロエース」

https://www.mitsubishi-fuso.com/content/fuso/jp/news/news_2019/20190221.html