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2019年2月11日

JARA、RP・GP部品提供会社懇話会開催

JARA(北島宗尚社長、東京都中央区)は24日、都内の本社で「第7回RP・GP部品提供会社懇話会」を開催した。

リビルド部品メーカーと社外新品部品販売会社の18社の代表者やJARAグループ役員など関係者38人が出席。部品の拡販や相互連携の強化など2019年の取り組みなどを話し合った。JARAグループ役員や本部が2018年に販売したリビルド部品と社外新品部品の実績は、目標を2ポイント上回る12%増と順調に推移した。懇話会を通じて、販売増に向けて出席者間で意識を高めた。

北島社長は「JARAの会員も提携リビルド会社も増えており、良い関係を築けるネットワークを構築したい。今年も実績は伸びると思っているので、皆さんの知恵を借りて今年の取り組みを進めていきたい」と挨拶した。

会議では、18年の取り組みとして「工場見学会・技術研修会」の開催やJARA会員地区会へのリビルドメーカーと社外新品部品販社の参加状況などを説明した。また、JARAコールセンターでのリビルド部品と社外新品部品の提案活動や、部品販売ポータルサイト「RECOジャパン」でのバナーPR活動の実績を報告した。JARAコールセンターでの18年の実績は、売り上げは前年比33・5%増、出荷台数が同23・2%増と高水準で推移した。さらに、外部イベント出展によるユーザー向けPR活動について、リビルドメーカーと協力して実施したことを説明した。

19年は、リビルド部品メーカーと社外新品部品販社が展開するオリジナルキャンペーンについて、広くPR活動の支援を行う。また、ユーザーへの認知度拡大を図るために6種類のチラシを制作し、部品利用の促進に結びつける。さらに、JARA会員のフロントマンを対象としたリビルド部品の研修会の開催を予定するなど、幅広い取り組みを展開する考えだ。

NPO法人全日本自動車リサイクル事業連合(NPO・JARA、髙橋敏理事長、東京都中央区)は、今年から新たに優良な商品を「優良リビルド部品」として紹介する制度を開始する。製造実績や保証期間など一定の要件を満たした商品が対象で、NPO・JARAのネットワークを活用することで、リビルド事業者の事業支援に結びつける。
髙橋理事長は「車の保有期間が長期化し、ユーザーは可能な限りリビルド部品で直したいという需要がある。皆さんと協力していきたい」と述べた。さらに「日本のリビルド部品のブランド力を広く発信していく」と意欲を見せた。

日刊自動車新聞2月7日掲載

開催日 2019年1月24日
カテゴリー 会議・審議会・委員会
主催者

NPO法人全日本自動車リサイクル事業連合(JARA)

開催地 東京都中央区日本橋一丁目2番2号
対象者 自動車業界