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2019年2月7日

NEDO、新エネ関連事業者公募

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は4日、全固体リチウムイオン電池など新エネルギー技術の実用化を目指す事業者の公募を始めたと発表した。

提案された技術の熟成度に応じて、一つのテーマあたり最高3億円を助成する。これにより、新エネルギー分野の技術開発や実用化・実証研究を促し、低炭素・脱炭素エネルギーの安定的な確保を目指す。
NEDOは2007年度から、中小・ベンチャー企業による新エネルギー技術の開発を促すため「ベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業」を展開してきた。今回、国内に埋もれている技術シーズをさらに活性化し、技術開発や普及をさらに促進する狙いで名称を「新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業」に変更した。また、従来からの「一般枠」に加えて「課題設定枠」を設け、革新的技術の開発・普及を目指すこととした。

対象となる分野は全固体リチウムイオン電池のほか、太陽光発電と洋上風力発電、系統対策の計4分野。技術の熟成度に応じて、フェーズA(フィージビリティースタディー)から、フェーズB(基盤研究)、フェーズC(実用化研究開発)、フェーズD(大規模実証研究開発)に分け、最短1年以内から最長2年程度までの期間、研究開発費を助成する。

公募受け付けは3月5日まで。
全固体リチウムイオン電池の量産化に向けた技術開発では、コストや信頼性などの面で電気自動車向けなど産業利用が可能な技術であることを前提に、電極層や電解質層の成形技術など基礎技術の提案を受け付ける。

日刊自動車新聞2月5日掲載

開催日 2019年2月4日
開催終了日 2019年3月5日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

新エネルギー・産業技術総合開発機構

対象者 大学・専門学校,一般,自動車業界