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2019年2月7日

軽検協が群馬事務所を移転新築

軽自動車検査協会(清谷伸吾理事長)は1月29日、軽自動車検査協会群馬事務所、関東陸運振興センター群馬支部軽出張所、全国軽自動車協会連合会群馬事務所と、移転新築した群馬事務所の「合同落成式」を開催した。国土交通省関東運輸局、関係行政機関、関係団体の幹部らが多数出席した。

群馬県内の軽自動車保有台数は68万台を超え、前年度に比べ約0・7%増で伸びている。群馬事務所では繁忙期には構内に入りきれない受検車両が周辺道路にまであふれ、列を作るなどしていた。検査業務の円滑化や環境改善、交通安全など抜本的な問題解決を目指し、同協会全国最大規模の事務所として新設。従来の事務所から北方に約5キロメートル、国道17号(上武道路)に近い五代工業団地内に移転した。

新事務所は関係団体棟と一列に配置し、来所者の動線に優れる。建物間の通路をバリアフリー化し、待合室入口、トイレなど車いす使用者ら、すべての利用者に配慮した。待合室に広報用大型モニターを設置し、利用者に様々な情報を提供する。構内、待合室内の照明をLED化、空調設備も最新のエコ機種を選定した。窓ガラスは断熱効果の高い複層ガラスを採用、利用者と職員の環境改善も図った。
群馬事務所棟の敷地面積は1万5千平方メートル、事務棟は鉄骨造り2階建てで869平方メートル、検査棟は鉄骨造り平屋建てで2207平方メートル。検査棟設備は、検査4コースと測定1コース。最新式分離型音声誘導装置付きマルチテスター4機を設置、検査の精度向上と時間短縮を図る。さらに見学者向けの通路を設け、利用者にわかりやすく検査の様子を紹介する。
構内駐車スペースは前事務所と比較して1・6倍の195台を確保した。車いす優先スペース、車載車専用スペースをそれぞれ設けた。関係団体棟は敷地面積948平方メートル、事務棟は鉄骨造り2階建てで敷地面積571平方メートル。
軽自動車検査協会清谷伸吾理事長は「軽自動車の検査業務を通し、軽自動車の安全性の確保と環境保全に努め、業務の遂行に今後とも効率的な運営に努め、公正で厳正な検査と、より一層の利便性向上に努力する」と挨拶した。
また来賓を代表して関東運輸局是則武志自動車技術安全部長と前橋市山本龍市長が祝辞を述べた。
▽所在地=群馬県前橋市五代町1047―2▽業務開始日=2月12日

日刊自動車新聞2月4日掲載

開催日 2019年2月12日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

軽自動車検査協会

開催地 群馬県前橋市五代町1047―2
対象者 自動車業界