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2019年2月6日

サポカー普及・啓発で協定、三重県と県警自動車機関・団体

全国最多の機関・団体数が加わった先進安全自動車(安全運転サポート車=サポカー及びサポカーS)の普及・啓発に関する協定が結ばれた。

三重県警察本部と三重県、三重県内自動車関係6機関・団体の計8機関・団体は1月28日、同県津市の三重県警察本部大会議室で「高齢運転者等に対する先進安全自動車の普及・啓発に関する協定」の締結式を開催。サポカーの普及啓発に向けた協定の締結は全国で13県目で、協定発効時の締結機関・団体は全国最多となった。今後はサポカー及びサポカーSの普及啓発に官民一体で取り組み、高齢者をはじめとする県民の交通事故防止を図る。

協定に締結した8機関・団体は、日本自動車販売協会連合会(自販連)三重県支部(岩井純朗支部長)、三重県軽自動車協会(松村武侈会長)、三重県指定自動車教習所協会(櫛※田浩哉会長)、日本自動車連盟(JAF)三重支部(川喜田久支部長)、日本損害保険協会中部支部三重損保会(細山田誠二会長)、三重運輸支局(後藤武夫支局長)、三重県、三重県警察本部。

協定の内容は、各種の交通安全啓発行事などにおいて、先進安全技術に関する情報提供などの広報啓発や、安全運転サポート車の体験を通じた講習会の実施など。締結と同時に発効された。
締結式では、協定締結に先立って三重県警の伊藤正彦交通部長が挨拶に立ち「高齢者の交通事故が増えている中、昨年から関係機関・団体と事故防止に向けた対策を検討し、今回の協会の締結に至った」と経緯を説明した上で「今後、締結した多くの機関・団体と一緒に様々な活動に取り組み、高齢者の交通事故を含め事故の撲滅につなげていきたい」と述べた。
協定締結後、岩井支部長は「サポカーの安全性・安心性の訴求と各メーカー・車種の仕様の違いなど正確な情報を県民の皆様に伝え、この8機関・団体が交通安全に対するアクセルになるべく、取り組んでいきたい」と挨拶。また川喜田支部長は「高齢者の交通事故防止に向けてはサポカーの普及啓発活動に取り組むことが重要だ」とし「今後、サポカー体験講習会への講師派遣や先進安全技術に関する情報を提供するなど微力ながらサポカーの普及に努めていきたい」などと話した。
三重県内でのアクセルとブレーキの踏み間違いによる交通事故は昨年、38件発生し、その内高齢者による事故は13件を占めた。また2013年~17年の5年間で累計6件の踏み間違いによる交通死亡事故が発生し、昨年は1件2人の高齢者が踏み間違い事故で亡くなっている。

日刊自動車新聞2月1日掲載

開催日 2019年1月28日
カテゴリー 会議・審議会・委員会
主催者

三重県警察本部と三重県、三重県内自動車関係6機関・団体の計8機関・団体(日本自動車販売協会連合会三重県支部、三重県軽自動車協会、三重県指定自動車教習所協会、日本自動車連盟三重支部、日本損害保険協会中部支部三重損保会、三重運輸支局、三重県、三重県警察本部)

 

開催地 三重県警察本部大会議室(津市)
対象者 自動車業界