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2019年2月4日

「定期点検を必ず実施」5割に 鹿児島整振アンケート調査

鹿児島県自動車整備振興会(五位塚高盛会長)は、昨年の11月11日に鹿児島市谷山港で開催した「かごんまマイカーフェスタ 2018」の会場で実施したアンケート調査の結果をまとめた。1千件近い回答のうち、9割を超える回答が「車検」と「点検」は異なるものと認識しているものの、「定期点検」を必ず実施していると答えたのは5割にとどまった。

鹿整振では、昨年に続いて自動車の構造や点検・整備についての知識と理解を幅広い層に持ってもらうため、大型イベントを行った。約6千人が来場したマイカーフェスタでアンケートへの回答987件を回収した。

アンケートではまず、「車検と点検は異なることを知っていたか」と質問した。91・8%の906件が「はい」と回答、「いいえ」は5・2%の51件だった。「よくわからない」が2・4%の24件だった。自分で日常点検をどの程度するかの問いには、「よくする」が17・7%の175件、「時々する」が39・3%の388件、「まれにする」が24・7%の244件。「全くしない」は17・9%の177件だった。全くしないが、よくするをわずかに上回った。
「全くしない」と回答した177件には、その理由を聞いた。その回答をみると、「知識がない」が54・2%を占める96件で最も多く、「定期点検をしている」が25・4%の45件で続いた。
定期点検を行っているかの問いには、「必ず実施」が51・5%の508件。「車検の時に実施」が22・1%の218件だった。「実施したりしなかったり」は18・1%の179件。「全く実施していない」が6・3%の62件。
定期点検を実施したりしなかったり、全く実施していないと回答した241件に、その理由を聞いた。235件の回答があり、「時間がない」が81件で最も多く、「「面倒」が52件、「日常点検をしっかりしている」が44件で続いた。
自動車ユーザーに日常点検と定期点検が、義務付けられているのを知っているかとの質問には、71・7%の708件が「はい」と回答。14・2%の140件が「いいえ」、12・3%の121件が「よくわからない」と答えた。
最近1年間に、車のトラブルを経験したかについても聞いた。964件の回答があったうち「トラブルなし」が最も多く、509件に達した。トラブルがあった中で最も多かったのが、「タイヤのパンク・バースト」で134件、次いで「バッテリー上がり」が97件、「ランプ類の故障」が58件、「燃料切れ」が44件などとなった。

日刊自動車新聞1月31日掲載

開催日 2018年11月11日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

鹿児島県自動車整備振興会

開催地 鹿児島市谷山港
対象者 自動車業界