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2019年2月4日

全国初の外国人専門級試験 技能実習評価、富山で開催

■ベトナムの2人、再試験で合格
富山県自動車整備振興会(池田治郎会長)は10日、全国初となる外国人技能実習評価試験の専門級試験を、富山市内の富山県自動車会館で実施した。当日は県内のベトナム人技能実習生2人が受験。「一発合格」とはならなかったが、一週間後の17日に行われた再試験で2人とも合格を果たした。

日本自動車整備振興会連合会(日整連)などによると、専門級試験の合格者は、特定技能制度を利用するための資格試験が免除され、外国人技能実習と特定技能の両制度を組み合わせることで、日本在留期間は8~10年が可能になる見通し。併せて、特定技能に移行すれば、就労先を本人が選べるといったメリットもあるという。

専門級試験は、初歩的な技能を習得し、第2号技能実習を開始した日から16カ月以上の実務経験を積んだ技能実習生が対象となる。試験内容は、サーキットテスターによる電圧測定や足回りの部品交換など、日常業務において作業頻度の高い問題を設定。学科試験は漢字にルビを振った日本語で記される。
受験できるのは2回までだが、日整連のウェブサイトで試験内容を公開するなど「予習すれば決して難しくない。汎用性の高い優しい問題となっており、確実に合格して次の課程でさらにいろいろな技能を身に付けてもらいたい」(日整連・試験部)としている。合格者は技能実習制度においては、中級の技能習熟を目指す第3号技能実習に進む選択肢を得られる。

日刊自動車新聞1月31日掲載

開催日 2019年1月10日
開催終了日 2019年1月17日
カテゴリー 会議・審議会・委員会
主催者

富山県自動車整備振興会

開催地 富山県自動車会館(富山市)
対象者 自動車業界