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2019年2月4日

乗用8社、昨年の世界販売実績

乗用車メーカー8社が30日に発表した2018年(1~12月)の世界販売実績によると、8社合計の世界販売台数は前年比1・3%増の2874万55台だった。トヨタ自動車、スズキ、マツダ、スバル、三菱の5社が暦年として過去最高を更新。日産自動車とホンダを除く6社が前年実績を上回った。マイナスとなった2社は国内販売が堅調に推移するものの海外販売が落ち込んだ。

トヨタは欧州ではハイブリッド車、中国ではレクサスが好調に推移するなどして、過去最高を記録した。国内販売はマイナスとなったが、年央に投入した「クラウン」と「カローラスポーツ」の新型車効果で「足元は好調」(広報)だという。

日産の世界販売は、米国販売の落ち込みなどによって9年ぶりのマイナスとなった。その中で「シルフィ」が好調な中国が過去最高を記録。国内は「セレナ」がけん引し販売台数を伸ばした。

ホンダは、メキシコでの洪水被害や中国の「CR―V」のリコールの影響で減速した。国内販売は「N―BOX」が好調でプラス基調を維持している。

過去最高を更新したスズキは、国内外で実績を伸ばした。海外では、インドの販売が7年連続増で過去最高となった。国内販売も「スペーシア」「ジムニー」投入効果で2年連続増となった。ダイハツは2年連続の増加となった。海外ではインドネシアとマレーシアが増加し、過去最高を記録。国内販売も2年連続で前年実績を上回った。

マツダは、7年連続増でプラスとなり「CX―5」などのSUV系が販売台数を押し上げた。スバルも同じく7年連続増となった。過去最高を記録した三菱はインドネシアの「エクスパンダー」、米や日本で「エクリプスクロス」が販売台数を伸ばし、国内外で2桁増となった。

日刊自動車新聞1月31日掲載

開催日 2019年1月30日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
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開催地 世界
対象者 自動車業界