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2019年2月1日

MBJ、レンタカー事業全国展開

メルセデス・ベンツ日本(MBJ、上野金太郎社長、東京都品川区)は、系列販売店でのレンタカーサービスを年内に始める。新型車やレンタカー車両で人気の高いコンパクトカーを中心にそろえて貸し出す。インポーター(輸入業者)主導でレンタカー事業を全国展開するのは珍しい。同社は既存顧客を対象としたカーシェアリングサービスをすでに展開しており、レンタカー事業も加えて新規顧客の開拓を図る。多様な試乗機会を提供し、潜在顧客の需要を取り込みたい考えだ。

「メルセデス・ベンツレント」の名称で展開する。すでに昨年、千葉県内の販売店で試験的に導入した。無償サービスということもあり1カ月半で44人が利用したという。今後は有償サービスに切り替え、年内に全国展開を図る。
貸し出す時間は6時間~24時間から始め、ニーズがあれば月単位の長期貸し出しも検討する。発売直後の新型車ほか「Aクラス」などのコンパクトカー、カーシェアで人気のある「Vクラス」やカブリオレなどを用意する。
観光地に加え、ベッドタウンや空港近隣など、レンタカー需要が見込める販売店を中心に全国で展開していく。すでに販売店には事業計画を説明済み。予約は専用ホームページで受け付ける。

MBJは、自社ユーザー向けに3年間で3回好きなクルマをシェアできる「シェアカー・プラス」をすでに展開している。レンタカーではカーシェアでカバーできなかった新規層を主なターゲットに見込む。レンタカーを貸し出す際、立ち会うスタッフが車両の特徴などを利用者に詳しく説明するなどし、将来の購入につなげる。

日刊自動車新聞1月29日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

メルセデス・ベンツ日本㈱

対象者 一般,自動車業界