2019年1月26日
愛知製鋼など6社、羽田空港で自動運転バス実証実験、レベル3で敷地内を走行
愛知製鋼やSBドライブ(佐治友基社長兼CEO)、全日本空輸(ANA)など6社は22日、羽田空港(東京都大田区)の敷地内で自動運転バスを使った実証実験を報道陣に公開した。
航空機や特殊車両が行き行き交い、建物の屋根に覆われてGPSが遮られるエリアで、自動運転レベル3の車両を走らせた。自動運転バスは遠隔監視システムや磁石、各種センサーの力で円滑に自動で走行した。2020年の同空港内での実用化に向けて、技術課題を抽出する。
今回の実証実験に携わった6社は、磁石と磁気センサーを使ったシステムや遠隔操作技術、自動運転バスの開発などをそれぞれ手がけた。
テストはターミナルから飛行機への乗り込み口までをつなぐ片道約600メートルの区間で、日野自動車の小型バス「ポンチョ」ベースの車両を走らせる。空港職員の移動利用を想定する。バスの走行速度は最大時速20キロメートル。
運転席に人がいる状態で、GPSやセンサーを使い、車側がハンドルやブレーキ操作を行う。GPSが入らない区間では道路側に埋め込んだ磁石を検知して進む。遠隔監視システムを駆使し、バスに取り付けた複数のセンサーからの情報をもとにオペレーターが安全運転をサポートする。
18年2月には空港付近の公道で自動運転レベル4の実証を行ったが、今回はさらに一歩踏み込み、空港の敷地内で実験した。自動運転技術を使い、移動にかかる負担を減らし省人化につなげたい考え。
日刊自動車新聞1月23日掲載
開催日 | 2019年1月22日 |
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カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
主催者 | 愛知製鋼㈱、 SB ドライブ㈱、 先進モビリティ㈱、 全日本空輸㈱、㈱NIPPO、 日本電気㈱ |
開催地 | 羽田空港敷地内 |
対象者 | 自動車業界 |
リンクサイト | 愛知製鋼ニュースリリース1月10日発表 https://www.aichi-steel.co.jp/news_item/20190110_news.pdf.pdf |