2019年1月25日
協和キャピタル(京都府)、4月に保育園開設 育児と仕事の両立を支援
京都トヨペットやネッツトヨタ京華などのホールディング会社の協和キャピタル(KCC、西村勇社長)は保育事業に参入する。内閣府の企業主導型保育事業助成を活用し、4月に京都市内に保育園を開設する。KCCグループ社員の働き方に応じた多様な保育サービスを提供する。社員が育児と仕事を両立できる職場環境を構築することで家庭を支援し、離職も防ぐ。採用活動でも保育事業を訴求し、優秀な人材の確保につなげる考えだ。
名称は「みくるま保育園」。所在地はイオン洛南ショッピングセンターから東の京都市南区唐橋南琵琶町23―1で、グループ(京都トヨペット、ネッツ京華、トヨタレンタリース京都、オートクラフト)の各本社からも近い。KCCは保育園の運営も行う。
木造2階建てで、園舎内には車のモチーフを多く取り入れ、自動車事業に携わる企業である個性を打ち出す。
保育室やほふく室、乳児室、医務室、子育て相談室など認可保育園と同等の設備を置くほか、登降園打刻管理や連絡機能などのICT(情報通信技術)システムも導入し、他の企業主導型保育所との差別化を図っている。
対象は0~5歳児(産休明けから小学校就学前)で、初年度の定員は最大19人。グループ内のニーズのみならず、地域に根差した企業としての地域貢献も考慮し、地域枠も設定した。保育時間は午前8時から午後8時までで、日曜・祝日を含めて週7日間開所する。
KCCでは昨年10月末に保育園開設のチラシを作成して告知した。園名をグループ全社員による社内投票で決定したこともあり、社員の関心は高いという。
企業主導型保育事業は、増加する待機児童の問題への対策の一つとして、2016年4月に内閣府がスタートした制度。企業の働き方に応じた多様で柔軟性のある保育サービスの提供が可能で、全国でも年々増加している。
日刊自動車新聞1月22日掲載
カテゴリー | 社会貢献 |
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主催者 | 協和キャピタル(京都トヨペット、ネッツ京華、トヨタレンタリース京都、オートクラフトなど) |
開催地 | みくるま保育園(京都市南区唐橋南琵琶町23―1) |
対象者 | 一般,自動車業界 |