「ダカールラリー２０１９ペルー」は現地時間の１７日にゴールし、トヨタガズーレーシングサウスアフリカ（ＴＧＲＳＡ）の「ハイラックス」がトヨタ車として初めて４輪部門で総合優勝した。トヨタ車体の「ランドクルーザー」はチームとして市販車部門６連覇、日野チームスガワラの「日野レンジャー」はトラックの排気量１０リットル未満部門で１０連覇にそれぞれ連続優勝記録を伸ばした。
ＴＧＲＳＡは改造車クラスにハイラックスで出場し、ドライバーのナッサー・アル―アティヤ選手とナビゲーターのマシュー・バウメル選手が初優勝を果たした。これまでの最高は２位。
トヨタ車体はランドクルーザー２００シリーズをベースとしたラリー仕様車２台で参戦し、１―２フィニッシュでゴールした。総合は２４、２９位。
日野チームスガワラは菅原親子がドライブする２台で参戦し、息子の照仁選手がトラックの１０リットル未満クラスで優勝し１０連覇とした。
レースは１月６日にスタートし、５６００キロメートル（うち競技区間３１００キロメートル）で争った。全体では３３４台が参加し、完走は５４％に当たる１８０台だった。トヨタの豊田章男社長は「トヨタ車を相棒として戦い抜かれた選手の皆様に、まずは労いと感謝の気持ちを伝えたいと思います」などとするコメントを発表した。

日刊自動車新聞1月21日掲載