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2019年1月21日

岐阜運支、整備士に焦点を当てた人材セミナーを開催

中部運輸局岐阜運輸支局(古屋勝治支局長)はこのほど、岐阜県で初めて自動車整備士に焦点を当てた「自動車整備人材セミナー」を岐阜県岐阜市の市で開催した。人材確保・育成に関する取り組みや事例を共有し、若者から選ばれる魅力ある業界としていくことを目指す取り組みの一環。当日は、人材確保についての講演や、ディーラーの人材獲得の事例発表、人材育成に関する支援制度の説明などを実施し、約120人の整備事業者らが参加した。

同セミナー前半の講演会では永井啓文中部運輸局自動車技術安全部長が登壇し、中部運輸局における自動車整備人材確保の取り組みについて講演した。永井部長は、人材確保・育成に関連する施策として女性が働きやすい職場環境づくりや外国人の受け入れなどを挙げ、ガイドラインの策定や外国人技能実習制度などを説明した。続いてリクルートジョブスの宇佐川邦子ジョブスリサーチセンターセンター長は「自動車整備における人材獲得のためのポイント」について説明し、従業員満足度を高めることによって労働者から選ばれる企業になることが重要であると述べた。

後半では事例発表としてネッツトヨタ岐阜の奥田隼也サービス部技術課係長が登壇し、他県への就職人口が多い岐阜県を整備業界全体で盛り上げ、整備士の人材育成を責任を持って行うことの重要性を説いた。また、岐阜労働局職業安定部職業対策課の佐々木尚美地方雇用開発担当官からは労働者の人材開発及び雇用環境整備関係の助成金制度についての説明が行われた。
同セミナーは、岐阜県自動車会議所、岐阜県自動車整備振興会、岐阜労働局、中部運輸局人材確保・育成対策推進本部、岐阜県自動車整備人材確保・育成連絡会が協力。人材不足対策が早急に必要となっている整備士ついて、不可欠となる職場の魅力や人材育成の方法などを、改めて考える機会とした。

日刊自動車新聞1月17日掲載

カテゴリー 展示会・講演会
主催者

中部運輸局岐阜運輸支局

開催地 OKBふれあい会館(岐阜市)
対象者 自動車業界