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2019年1月15日

京都整振、カンボジアからメカニック 3社が正式受け入れ

京都府自動車整備振興会(中村斉会長)が昨年6月に実施した「カンボジア技能実習生雇用に向けた現地視察ツアー」に参加した会員企業のうち、3社が正式に採用を決めた。現在、書類申請などの手続きを行っている。今年の4~6月に入国し、7月にも各社の現場に配属となる見通しだ。

今回、採用を決めたのは清水自動車工業(清水寿和代表)と共立自動車(新井善雄代表)、京栄自動車工業(馬場弘一郎代表)の3社。京栄自工は2人、他2社は1人を採用する。6月の視察後、日本に戻ってから候補者を絞り、11月に現地で採用面接を行って決めた。
清水自工では洗車や掃除を手始めにクイック作業やタイヤ交換を経て、ベテランのメカニックの補助を行う。京栄自工は現地でリフトアップの方法やタイヤ交換の様子を確認したが、安全に留意しながら作業を進めていたという。
今回の採用に当たっては京都整振の教育課の石村直哉氏がコーディネートした。石村氏は、カンボジアからの整備人材送り出し会社の現地法人「METREY HR」の出資社の一つである、リネットジャパングループに一時的に転籍し、現地でインストラクターを務めていた。今回採用する4人のうち3人に指導した実績がある。
石村氏はカンボジアの技能実習生の強みについて「最低でも2年間の自動車整備教育を受けており、優秀な人材として送り込むことができる」と話している。

日刊自動車新聞1月11日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

京都府自動車整備振興会

開催地 清水自動車工業、共立自動車、京栄自動車工業
対象者 自動車業界