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2019年1月15日

18年の輸入車新規登録台数 シェア過去最高、好調SUVが牽引

日本自動車輸入組合(JAIA)が10日発表した2018年の輸入車新規登録台数によると、外国メーカー車の販売台数は前年比1・1%増の30万9405台と3年連続で増加した。登録車市場でのシェアは9・2%と、15、16年の9・1%を上回り、1988年の統計開始以来、過去最高だった。このうち貨物車やバスを除く乗用車の販売台数は30万8389台と過去最高だった。ブランド別ではメルセデス・ベンツが4年連続、モデル別ではBMW「MINI」が3年連続で首位だった。

JAIAは「クリーンディーゼルエンジン(DE)車やSUV、新型車が好調だった」と18年の実績を分析。「1~3月は新型車の端境期でマイナスだったが、4月以降は新型車の販売によりプラスの結果に結びついた」とした。下期の販売は15万7602台と過去2番目の台数だった。年間のDE車の割合は23・2%と7年連続で過去最高を更新した。18年はフォルクスワーゲン(VW)がDEモデルを拡充したことが増加の要因という。SUVの割合は約3割に達した

ブランド別では、メルセデス・ベンツが15年にVWを上回って以降、連続で首位を維持した。「Cクラス」や「Aクラス」のほか、SUV「GLC」が好調だった。暦年で過去最高だったのはBMWMINI、ジープ、ルノー、ポルシェなど10ブランドだった。

日本メーカーの逆輸入車は、前年比26・5%増の5万6861台と2年ぶりに増加した。17年9月に「シビック」を国内に再投入したホンダが、同4・7倍の1万4130台を販売した。
モデル別では、BMW「MINI」が2万5983台と最も多く、以下、VW「ゴルフ」、メルセデス・ベンツ「Cクラス」と続いた。
12月の外国メーカー車の販売台数は前年同月比10・6%増の3万4834台と、12月として過去最高だった。登録車市場でのシェアは13・9%だった。

日刊自動車新聞1月11日掲載

開催日 2019年1月10日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

日本自動車輸入組合

対象者 自動車業界