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2019年1月12日

18年近畿地区外国人技能実習制度の評価試験、21回実施し受験者数は88人

2018年(1~12月)の近畿地区での「外国人技能実習制度」の評価試験の実施状況が明らかになった。日刊自動車新聞社関西支社が各府県の整備振興会に確認したところ、4府県(大阪、兵庫、滋賀、奈良)の総実施回数は21回で、総受験者数は88人だった。受験者の出身国別ではベトナムが最も多く、地域の偏りも如実に表れた。

18年中に評価試験を実施しなかった和歌山と回答を得られなかった京都以外の4府県の実施状況をまとめた。実施回数は大阪が8回と最も多く、兵庫が7回と続いた。人口上位の2府県で実施回数全体の70%超を占めた。

受験者数も同様で、大阪が最多の41人、兵庫が24人だった。滋賀は開催回数が4回ながら、受験者数は16人に達した。
受験者の出身国はフィリピンとベトナム、ミャンマー、インドネシア、タイの5カ国。ベトナムが最多の45人で、2番目のフィリピンは31人だった。上位2国の合計は76人で、受験者全体の85%超を占めた。ミャンマーとインドネシア、タイは一桁にとどまっている。

技能実習生が国内で継続して働くためには、厚生労働省が認定した機関の評価試験に合格する必要がある。自動車整備分野では、日本自動車整備振興会連合会(竹林武一会長)が試験の認定機関を請け負っており、全国の振興会が評価試験を実施している。
18年中に評価試験が未実施だった和歌山では、1月8日に県内初となる評価試験を実施した。

日刊自動車新聞1月9日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

日刊自動車新聞社関西支社まとめ

開催地 大阪府、兵庫県、滋賀県、奈良県
対象者 自動車業界