早稲田大学自動車部品産業研究所（部品研)が2017年3月から2018年2月まで、計10回開催された「自動運転プロジェクト研究会」で発表された内容をもとに、中嶋聖雄氏、高橋武秀氏、小林英夫氏の共同編集で「自動運転の現状と課題」を出版しました。

本書のテーマとする自動運転領域は、現実の変化するスピードが速く、一定時点での論点整理という色彩が強くなっています。「あのときはこれが論点だった」と考え方を整理するお役に立つものに仕上げられています。なお本書は早稲田大学総合研究機構・学術出版補助費を得て刊行されています。

担当著者の紹介

序章　自動運転と社会：社会学的分析の可能性　中嶋聖雄氏　早稲田大学アジア太平洋研究科准教授・部品研所長

第1章　自動運転導入のための課題　高橋武秀氏　前日本自動車部品工業会専務理事・副会長、現部品研客員研究員（現株式会社日本商品清算機構代表取締役役）

第2章　自動運転車への各社の取り組み　松島正秀氏　元本田技術研究所取締役副社長、元ショーワ代表取締役社長

第3章　自動運転実用化に向けたOEM、自動車業界、産官学プロジェクトの取り組み　横山利夫　現本田技術研究所４輪開発センターICT/ITS自動運転領域の研究開発担当、日本自動車工業会自動運転検討会主査

第4章　自動運転による自動車事故と民事責任　浦川道太郎氏　早稲田大学名誉教授、弁護士法人早稲田大学リーガル・クリニック所属弁護士

第5章　自動運転技術に係るレギュレーションの国際的なルールメーキング　和迩健二氏　元国土交通省自動車局次長、現日本自動車工業会常務理事

第6章　中国における運転支援システム装備の現状と将来計画　小林英夫氏　早稲田大学名誉教授・部品研顧問

第7章　[鼎談]自動運転問題の現状　中嶋聖雄氏、高橋武秀氏、小林英夫氏

出版社　社会評論社　定価：本体2200円＋税

 

 

カテゴリー	白書・意見書・刊行物
主催者	早稲田大学自動車部品産業研究所
対象者	自動車業界