2018年12月20日
日産など6社、日本初のセルラーV2X実証実験成功
日産自動車、コンチネンタル・オートモーティブ・ジャパン、NTTドコモ、エリクソン、沖電気工業、クアルコムテクノロジーズは13日、セルラーV2Xの共同実証実験に日本で初めて成功したと発表した。
端末間の直線通信では通信遅延20ミリ秒(中央値)、最大伝送距離1・2キロメートル、LTEアドバンスド(LTE―A)を用いた車と基地局間の通信では通信遅延50ミリ秒での伝送を達成した。
セルラーV2Xは、ミリ波レーダーやレーザースキャナー、カメラといったセンサーを補完する技術。車車間(V2V)、交通インフラと車間(V2I)、歩行者と車間(V2P)といった直接通信と、基地局を経由する通信(V2N)で構成する。
実証実験では、最高時速110キロメートルでの走行や車両間に遮蔽物が存在する環境などでの直接通信に加え、V2NとしてLTE―Aによる追い越し禁止警告、急ブレーキ警告、ハザード警告など5種類のユースケースを想定した走行シナリオを設定し、国内のテストコースや一部公道で性能を評価した。
各社は実証実験で得られた知見を生かし、5G(第5世代移動通信システム)方式などを活用した次世代ITSシステムの開発につなげる。
日刊自動車新聞12月17日掲載
開催日 | 2018年12月13日 |
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カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
主催者 | 日産自動車、コンチネンタル・オートモーティブ・ジャパン、NTTドコモ、エリクソン、沖電気工業、クアルコムテクノロジーズ |
対象者 | 自動車業界 |