会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2018年12月17日

JAF、テクニカルサポートセンターを新設

日本自動車連盟(JAF)は、自動車の技術的な問い合わせに答えるテクニカルサポートセンターを新設し、来年4月から運営する方針を明らかにした。

電動化や運転支援など自動車の機能が複雑・高度化し、車両の取り扱いや故障原因の特定が難しくなっているため。専門のデータベースを整えるなどして素早く回答できるようにする。

首都圏に新設し、まずはロードサービス(RS)隊員からの問い合わせに応じる。体制が整えば一般ドライバーからの問い合わせや相談にも応じていく考えだ。会員や隊員からの問い合わせは現在、全国に4拠点ある受付司令室(コールセンター)で対応しており、こうした業務をテクニカルサポートセンターに集約する。メーカーや車種ごとに異なる機能説明や故障原因の特定などに役立つデータベースも構築。問い合わせに素早く回答できるようにする。

JAFによると、自動車技術の進歩に伴い、救援依頼内容が変わりつつある。キーの閉じ込みやバッテリー上がりなどによる救援依頼が減る一方で、先進安全装備への誤解や知識不足による救援依頼が増えつつある。中には操作方法や警告灯の意味がわからないなど、電話応対で解決するケースもあるという。一方、隊員にとっては故障原因の特定が難しかったり、エンジン始動補助やけん引などの際に特別な扱いが必要だったりと以前より手間がかかるようになってきた。テクニカルサポートセンターが技術的なアドバイスを行い、ロードサービス業務の円滑化や効率化につなげる。

日刊自動車新聞12月13日掲載

開催日 2019年4月1日
カテゴリー 交通安全,白書・意見書・刊行物
主催者

日本自動車連盟(JAF)

開催地 首都圏
対象者 一般,自動車業界