2018年12月15日
日本電産、EV駆動用モーターシステムが量産車に初採用
日本電産は10日、トラクションモーターシステム「E―Axle」が量産車に初採用されたと発表した。
同システムが採用されたのは、広汽新能源汽車が今年の広州モーターショーで発表した新型量産電気自動車(EV)「Aion S」。中国にEV市場の将来性を見込んでいる日本電産では、E―Axleの専用工場を中国・平湖工業圏に建設中で、2019年5月に量産を開始する。
トラクションモーターは、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)などで駆動力を発生させる中核部品。今回、航続距離500キロメートル以上を達成したAion Sに採用されるE―Axleは、モーターとインバーター、ギアを一体化することで、小型・軽量化を実現し、車両レイアウトの柔軟性を高めている。最大出力150キロワット、最大システム出力トルク3900ニュートンメートルと高性能ながら、重量を87キログラムに抑えた。
同社は今後、自動車メーカーや1次サプライヤー向けにE―Axleを積極的に拡販する。
日刊自動車新聞12月12日掲載
開催日 | 2018年12月10日 |
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カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
主催者 | 日本電産㈱ |
開催地 | 中国 |
対象者 | 自動車業界 |
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