東日本旅客鉄道（ＪＲ東日本）や愛知製鋼など７社は７日、ＪＲ東日本主催の「モビリティ変革コンソーシアム」で自動運転バスの実証実験を東北地方で行うと発表した。

実証期間は今月１２日～２０１９年３月８日まで。ＪＲ東日本管内の竹駒駅（岩手県陸前高田市）周辺のバス専用道路で、磁石と磁気センサーを使い自車位置を特定したり、正着制御する技術を試す。実証に使う「磁気マーカシステム」は愛知製鋼が提供する。
今回の実証には、先進モビリティ（青木啓二社長、東京都目黒区）やソフトバンク、京セラなども参画する。

大船渡線・竹駒駅周辺のＢＲＴ（バス高速輸送システム）専用道約４００メートルの路面に磁石「磁気マーカ」を設置。「日野リエッセ」をベースに改造した車両に磁気センサーを取り付け、自車位置を特定しながら最高時速４０キロメートルで走らせる。磁気マーカにはＲＦＩＤ（無線ＩＤ）を付け、車側に区間情報を送って、精度向上につなげる。

日刊自動車新聞12月8日掲載