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2018年11月21日

鎌倉で津波避難訓練 運転手、乗客を高台まで誘導 京浜急行バス

京浜急行バス(東京都港区、平位武社長)は、5日に鎌倉市で行われた沿岸部一斉津波避難訓練に合わせて、バス運行中に津波警報が発令された場合を想定した津波避難訓練を実施した。

この訓練は、同社がバス路線を運航している鎌倉市材木座付近が、神奈川県が最大クラスの津波を想定した「津波浸水想定図」で浸水避難区域となっており、津波警報が発令された場合に避難を要する可能性が高いことから実施したもの。

当日は、同社から25人、鎌倉市から松尾崇市長など3人、材木座周辺住民11人が参加した。訓練内容は、鎌倉駅から材木座地区を通り小坪へ向かう路線を運行中に地震が発生し、相模湾沿岸地域に津波警報が発令されたと想定。鎌倉営業所から沿岸を走行しているバスに対して、利用者とともに高台へ避難するよう無線で指示。指示を受けて、運転手はバスを「光明寺」バス停に停車。乗客を最寄りの津波避難経路を使用して、高台まで非難を誘導した。

避難経路の確認と、避難誘導を行う際のバスの駐車措置や乗客への案内、高齢者や車椅子の乗客がいる場合など、運転手一人では対応が難しい場合は、他の乗客に協力を呼びかける行動を確認した。同社では、東京湾沿岸や相模湾沿岸地区に多くの路線を持つことから、全車両にMCA無線の導入、路線図に浸水予測や避難場所の掲載など、津波からの避難に関する取組みを進めている。

交通毎日新聞11月19日掲載

開催日 2018年11月5日
カテゴリー 社会貢献
主催者

京浜急行バス㈱

開催地 鎌倉駅~材木座周辺
対象者 一般,自動車業界