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2018年11月20日

〈西日本豪雨〉損害車買い取り5552台 タウ、過去3年分を上回る

損害車買い取り、販売大手のタウ(宮本明岳社長、さいたま市中央区)は、今年7月に起きた西日本豪雨で買い取った車両の実績を明らかにした。

買い取り総数は5552台。関東・東北豪雨など過去3年間に発生した災害での買い取り総台数は約4425台で、今回は短期間で広範囲に被害が及んだことが買い取り台数からも裏付けられた。
同社は、今回の水害で被害を受けた車両が約7万台にのぼると想定し、豪雨発生直後に被災地復旧支援チームを立ち上げた。これまでの災害復旧支援のノウハウを生かし、約3カ月にわたって被災車両の引き上げ業務に当たった。
被災地域には、特に被害が甚大だった広島、岡山、愛媛などを中心に15カ所の臨時ヤード(車両置き場)を設置。被災地復旧支援チームを中心に週替わりで本社などから約130人の社員を派遣して対応した。被災者から「感謝の声も多く出た」(宮本社長)という。

こうした対応に加え、豪雨被害で買い取った車両1台につき1千円を被災地域の各自治体に寄付した。社員からの寄付も集まり、総額618万7千円を寄付した。
同社の2018年9月期決算は売上高269億円(前年同期比17・0%増)、経常利益は7億円(同27・3%増)となり、売上高は過去最高を更新した。19年9月期は広告宣伝などを強化し、売上高300億円(同11・5%増)、経常利益10億円(同42・9%増)を目指す。

日刊自動車新聞11月16日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物,社会貢献
主催者

㈱タウ

開催地 タウ本社(埼玉県さいたま市中央区新都心11-2 LAタワー10F)
対象者 一般,自動車業界
リンクサイト

タウホームページ https://tau.co.jp/