小池百合子東京都知事はこのほど本紙の取材に応じ、東京都三宅島で開かれた「ＷＥＲＩＤＥ三宅島エンデューロレース」について「来年は記念すべき１０回目となるので、より活発な大会となるように計画していく」と語った。

レース会場で取材に応じた小池都知事は「天候にも恵まれ、参加者も非常に多く三宅島の独特の地形を楽しみながら盛り上がっているのを感じた」とレースの感想を述べた上で「最近では女性も大型バイクに乗って楽しんでいる人が増えているという話も聞いている。こういったイベントをきっかけに二輪車に興味を持つ人が増えてほしい」と語った。

小池都知事はまた「東京都は『ＺＥＩ（ゼロエミッションアイランド）』政策を打ち出しており、その中でも『ＺＥＶ（ゼロエミッションビークル）』に力を入れている。電動系、水素系の自動車や二輪車はそれらに貢献できるものと考えている」と次世代自動車の重要性にも触れた。環境相や自民党時代に水素議連（議員連盟）会長を務め、自動車産業にも理解を示す小池都知事は「日本全体で、ガソリンなどのエネルギーが不足している。そういった意味では特に離島などのエネルギーを様々な形で確保していく必要があるし、これから大気などの自然環境を守っていくためにも、技術革新から生まれた自動車や二輪車を取り入れていけるように、東京都として政策を推し進めていく」と意欲を示した。

日刊自動車新聞11月16日掲載