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2018年11月19日

東京カローラ、社内モータースポーツイベントを開催 社員自らクルマを楽しんで

トヨタ東京カローラ(西利之社長)は、社内モータースポーツイベントを開催した。

従業員がカート競技などを通じ、普段と異なる形でクルマと触れ合える機会とするもの。当日は従業員や家族ら約600人がつくばサーキット(茨城県下妻市)に集結。前回を大幅に上回る参加者で、サーキット内は盛り上がりを見せていた。西社長は「我々が自らクルマを楽しいものと感じ、その思いをユーザーに伝えていってほしい」と呼びかけていた。

今回はプロレーサーの平手晃平選手と松井孝允選手、池島美紅選手を招待。カートの個人戦に参戦したほか、「86」などの助手席に参加者を乗せて同乗走行を行い、プロならではの走りを披露した。
メインイベントとなったのは同社事業部の対抗戦となる「30分耐久レース」。各チームが女性1人を含めた10人のドライバーを交代させながら周回数を競う。西社長をはじめとする役員チームも参戦。3人のプロレーサーも役員チームに入り、先行するチームを猛追するなどしてレースを沸かせていた。

途中、雨に足元をすくわれクラッシュするチームも出るなど、白熱した展開となった。この中で、終始安定した走りを見せた第4営業部チームがトップでチェッカーフラッグを受けた。2位は第1営業部。3位に役員チームが入ったものの、プロレーサーの起用で失格処分となり、第3営業部が表彰台に立った。
また、池島選手も参加した自動体外式除細動器(AED)のデモンストレーションや、パラスポーツ「ボッチャ」の体験コーナーも開設。野球部など社内クラブのメンバーがスープなどを参加者に振る舞っていた。

同社がこうしたイベントに取り組む背景には「販売する我々がクルマ離れしてはいけない」(西社長)との思いがある。クルマでしか味わえない体験ができる機会を設けることで、ユーザーにも幅広くクルマの楽しさや面白さの訴求力を高めていく狙いがある。クルマファンを着実に増やしていくことで、将来のユーザーづくりにつなげていく。
さらに、「社員同士の交流を深める場としたい」(同)との考えもある。約1500人もの従業員を抱える同社では、全社員が集まる機会を設けることが難しい。こうした社内イベントを通じ、多くの人と触れ合うことにより、社内の活性化に役立てていきたい考えだ。

日刊自動車新聞11月15日掲載

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

トヨタ東京カローラ㈱

開催地 筑波サーキット(茨城県下妻市村岡乙159)
対象者 自動車業界