会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2018年11月16日

関心高い地方版図柄ナンバー、5日現在 近畿の3地区合計で2738件

10月1日から交付の始まった「地方版図柄入りナンバープレート」が近畿地区でも堅調なスタートを切った。全国自動車標板協議会(東京都文京区)のまとめによると、11月5日午前時点での申請件数(事前申し込み分を含む)で「奈良」と「京都」が10位以内に入り、「滋賀」も11位と続いた。今後、導入車両が街中を走ることで一般ユーザーの認知度が高まり、申請件数のさらなる増加が期待される。

地方版図柄ナンバーは図柄入りナンバーの第3弾として、41地域でスタートした。同日午前時点での全国の総申請件数は3万570件。このうち近畿3地域は計2738件で、全体の約9%だった。

近畿で申請件数が最も多かったのは全国8位の奈良ナンバーで1035件。10位の京都ナンバーは878件で、滋賀ナンバーは825件だった。

3地域とも全国平均の約746件を上回るなど、地方版図柄ナンバーに対する近畿のユーザーの関心は高い。各府県や運輸支局、自動車関係団体の地道なPR活動が好スタートにつながったようだ。
地方版図柄ナンバーは、導入済みの「ラグビーワールドカップナンバー」や「東京オリンピック・パラリンピックナンバー」と比較して、軽自動車の比率が低い。先行する二つの図柄ナンバーの8割超に対し、44・0%にとどまる。近畿は40・8%と全国平均を下回った。

地方版図柄ナンバーはフルカラーの「寄付金あり」とモノクロの「寄付金なし」を設定している。寄付金ありに人気が集中しており、全体に占める割合は全国平均の93・4%に対し、近畿も同水準の92・5%だった。
地方版図柄ナンバーは自動車業界だけでなく、地域全体の活性化を担う役割もある。現状でPR活動は自治体や行政が中心だ。今後、新車ディーラーなどを巻き込んだPR活動を展開し、一層の認知度向上が求められる。

日刊自動車新聞11月13日掲載

開催日 2018年10月1日
開催終了日 2018年11月5日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

全国自動車標板協議会

開催地 近畿地区
対象者 自動車業界