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2018年11月13日

横浜トヨペット、消防署でレスキュー講習会 FCVとHVを教材に

横浜トヨペット(宮原漢二社長)はこのほど、川崎市幸消防署(川崎市幸区)で燃料電池車(FCV)とハイブリッド車(HV)を使ったレスキュー講習会を開催した。同社のサービス部サービス技術室教育グループの増田智秀グループマネージャーをはじめとする講師陣が、座学と実習で緊急時の対処法を解説した。

講習会に参加したのは幸消防署と区内の3出張所の隊員60人。FCV「ミライ」の保有が進む中、有事の適切な対応は不可避な状況。隊員個々の車両に対する知識も高い水準で求められることもあり、署の要請を同社が快諾して実現した。
講習は座学と実車見学の2部構成で行われ、同社が保有するミライ、「プリウスPHV」、「プリウス」の3台を教材として使用した。座学では、およそ1時間にわたりミライの水素タンクや燃料電池スタックの構造、高圧配線の状況など基本構造を説明した上で、事故などの緊急時における車両側の制御システムの動きやシステムの停止方法などを解説した。

また、実車研修では、グループ単位で車両各部のレイアウト確認を行った。見学で用意されたミライは、通常は見ることができない水素タンクなどの車両下部状況が分かりやすいよう、アンダーパネルを外した状態とした。隊員らは実際の対応を想定し、熱心に質問していた。

日刊自動車新聞11月9日掲載

カテゴリー 展示会・講演会,社会貢献
主催者

横浜トヨペット㈱

開催地 川崎市幸消防署(川崎市幸区)
対象者 一般,自動車業界