2018年11月6日
奈整振、高校で出前授業
奈良県自動車整備振興会(奈整振、木村昭彦会長)は26日、県立御所実業高等学校(御所市)で高校生に自動車整備士の仕事を伝える「出前講習会」を開いた。高校に出張しての講義は奈整振としては初めて。
機械科の3年生7人に日常点検や故障診断の方法などを説明した。専門家の指導が受けられるとあり、生徒たちは熱心に講義を受けていた。
奈整振業務部の立花龍明次長が講師を務め、車検の概要や日常点検の意義を解説した。引き続き、学校が準備した実習車両を用いてボンネット内の定期点検項目をチェックし、タイヤの空気圧なども確認した。
生徒たちは不具合対応も体験した。車両に設定したエンジンと電気系統の不良を指導を受けながら解決した。エンジン不良については外部故障診断機(スキャンツール)も使用した。
普段、学校では体験しづらい実践的な整備作業を経て、生徒の顔つきにも変化が見られた。参加者の一人は「実務経験のある方から話を聞けたのでとても面白かった。こういった実践的な整備に関する授業が増えるとうれしい」と目を輝かせていた。
講習会は同校の課題研究の一環。奈整振は、もう一班にも出前授業の実施を予定する。生徒たちは今後、課題研究として運輸支局見学やエンジンの組み立て・分解講習なども受ける。
日刊自動車新聞11月1日掲載
開催日 | 2018年10月26日 |
---|---|
カテゴリー | 社会貢献 |
主催者 | 奈良県自動車整備振興会(奈整振) |
開催地 | 奈良県立御所実業高等学校(御所市) |
対象者 | 中高生,自動車業界 |