日本自動車教育振興財団（内山田竹志理事長）は１７日、自動車技術教育を行う滋賀県の県立高校３校に自動車技術用教材を贈呈した。贈呈式は日本自動車販売協会連合会滋賀県支部や滋賀県自動車整備振興会など自動車関連５団体で構成する滋賀県自動車教育推進協議会（山中隆太郎会長＝自販連滋賀県支部長）が開いた。

今回は、瀬田工業高校に視聴覚教材・動く掛図教材（４サイクル・２サイクル）１セット、長浜北星高校に実車（中古車）１台、八幡工業高校に分解組立用電子制御エンジン（小型車）４台を贈呈した。同協議会の教材提供は１０回目で、累計２２校となった。
贈呈式で山中会長は「自動車メーカーとＩＴ関連の協業が加速している。次代を担う若い人材に教材を十分に活用していただいて、車社会や交通安全に対する正しい知識を習得してほしい。今後とも支援を続けたい」と挨拶した。引き続き、学校や財団関係者と教育現場や業界の実情などについて意見交換した。

日刊自動車新聞10月30日掲載