自動車事故対策機構(NASVA：ナスバ)は15日、金沢脳神経外科病院を小規模委託病床(５床)に決定したと発表した。

ナスバは重度後遺障害者(遷延性意識障害者)専門のNASVA療護センター4カ所（宮城・千葉・岐阜・岡山）、療護センターに準じた治療と看護を行うNASVA委託病床5ヵ所（北海道・神奈川・愛知＝一貫症例研究型委託病床）・大阪・福岡）を設置、運営している。

しかし、これらの療護施設が自宅から距離的に遠い被害者家族がいるため、療護施設の「空白地域」を解消し、遷延性意識障害者に対する公平な治療機会を提供できるように、国土交通省は２０１８年度予算に小規模委託病床の運営経費を計上した。

交通毎日新聞10月18日掲載