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2018年10月15日

山口整振、職業体験学習 中学生を受け入れ

山口県自動車整備振興会(久光彰会長)はこのほど、2日間に亘って中学生の「職業体験学習」を受け入れた。参加したのは山口市立鴻南中学校2年生3人。同振興会として初めての試みで、山口市葵の研修センターで実際の車両「プリウスプラグインハイブリッド(PHV)」を活用し、座学と実技を行った。若者の車離れが進み、県内でもメカニック不足が深刻化する中で、広く自動車への需要を喚起するとともに将来の整備士育成に役立てる狙い。

取り組みは中学生が職業人として自立するために必要な勤労観、職業観を身に着けるキャリア教育の一環。社会人の考えに触れ、実際に職場を体験することで働くことの意義を理解し、中学生が自身の将来の生き方を考える機会にする。

今回は2日間、自動車のメカニズムやエンジン、ハイブリッド車(HV)の仕組みなどの基礎知識を学び、工具を使って整備作業を行った。参加した中学生は「エンジンが始動するのを見ていると面白かった」、「自動車が好きなので参加できて楽しかった」、「普段は何気なく乗っているクルマの複雑な機構が学べて興味深かった。将来はメカニックになることも検討している」(両國友亮君)などの感想を話している。同振興会では来年以降も、中学生の職業体験を受け入れる方針。

日刊自動車新聞10月11日掲載

カテゴリー 社会貢献
主催者

山口県自動車整備振興会

開催地 山口整振研修センター
対象者 中高生,自動車業界