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自動車産業インフォメーション

2018年10月5日

2018年度上期 上期新車市場 辛うじてプラス確保

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が1日発表した2018年度上期(4~9月)の新車販売台数は、前年同期を81台上回る248万2915台と、上期として2年連続のプラスを確保した。登録車は同1・9%減の157万7732台で4年ぶりに減少した一方、軽自動車は同3・5%増の90万5183台と2年連続のプラスとなり、軽が登録車のマイナスをカバーした。

登録車の車種別では、乗用車が同2・3%減の135万8575台となった。その内、普通乗用車が同1・0%増の73万1790台、小型乗用車が同5・9%減の62万6785台と対照的な結果となった。自販連では「(上期に投入された)新型車の多くが3ナンバー(普通乗用車)であったことが要因」と分析している。上期の登録車市場については「前年上期が好調だったこともあり、マイナスとなったが、新車販売はそれほど悪い印象はない」と総括した。また、一連の完成検査問題の影響については不明としたうえで「(不正があった)スバルは、新型『フォレスター』の受注が好調だ」と話している。

軽自動車の車種別では、乗用車が同3・4%増の70万4823台、貨物車は同3・8%増の20万360台でいずれも2年連続で増加した。ブランド別では、「スペーシア」が好調なスズキが同6・8%増の28万4174台となりトップにつけた。スズキが首位となったのは「ハスラー」がヒットした15年以来3年ぶり。ホンダは昨夏投入した2代目「N―BOX(エヌボックス)」の新型車効果が続き、14・3%増の17万3943台となった。

9月単月では、同2・0%減の48万5379台と3カ月ぶりに減少に転じた。登録車は同3・1%減の30万8324台、軽は前年並みの17万7055台となった。稼働日が前年より2日間少なかったことや、前年実績が比較的堅調だった反動減によるものとみられる。

日刊自動車新聞10月2日掲載

開催日 2018年10月1日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)

対象者 自動車業界