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2018年9月20日

〈北海道胆振東部地震〉 暗闇で光る“石油の力“ 中核、住民拠点がSSが奮闘

6日未明に発生した北海道胆振東部地震は、道内全域という未曽有の大規模停電を引き起こし、全道のSSを困らせた。停

電が復旧するまでは自家発電機を持たないSSのほとんどが休業を強いられた一方、それを備えた中核SSや小口配送拠点、住民拠点SSは、早いところでは朝4時ごろから営業を開始して、殺到する給油客に対応した。

震源に近い胆振の厚真町で最大震度7となった今回の地震では、札幌でも清田区の住宅街で液状化現象が発生するなど大きな被害があった。6日早朝の同市内を車で走ると、自家発電機を備えた一部主要交差点の信号機以外の明かりはなく、24時間営業のSSも閉店していた。

経験のない事態の中、豊平区の中核SSで24時間営業の田中石油セルフ美園SS(JXTG系)は、地震直後の午前4時ごろから自家発電機を稼働させて営業を再開。

白石区の中核SS、札幌河辺石油札幌インターSS(JXTG系)は通常道理午前6時オープンのところ、自家発電機の正常運転を確認した9時ごろ営業を開始した。

清田区の小口配送拠点、サクライオイルショップ(JXTG系)は、6日6時に社員全員が出勤。すぐに自家発電機の準備にかかり、通常より30分早めて同7時に開店した。

豊平区の小口配送拠点、岩田興産(JXTG系)は、午前9時から自家発電機を用いての営業を開始。その2時間前から給油待ちの車列ができており、ピークで80台並んだという。

ぜんせき9月19日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

ぜんせき調査

開催地 北海道被災地
対象者 一般,自動車業界