2018年9月21日
東北運輸局、不正改造車排除運動各種取組の実施結果
東北運輸局は「不正改造車を排除する運動強化月間における各種取組」の実施結果をまとめ、このほど公表した。同局は6月を強化月間に定め、警察や自動車技術総合機構、軽自動車検査協会をはじめとした自動車関係団体と連携して街頭検査や自動車ユーザーなどへの啓発活動、不正改造車排除のための情報収集などを行った。
東北運輸局管内の街頭検査回数は20回で、検査台数は2970台。そのうち整備不良車両数は241台、不正改造車数は11台にのぼった。
整備不良車両の整備不良箇所の内訳は、「灯火の球切れによる不点灯」136台、「前面ガラスなどへの吸盤などによる貼付け」63台、「タイヤの摩耗」20台、「排気ガス漏れ」6台、「その他」19台。整備命令は24件で、発令内容の内訳は「突入防止装置(リアバンパー)の取り外し(大型車)」14件、「タイヤなどの突出」5件、「最低地上高不足」5件、「前面ガラス及び側面ガラス(運転席、助手席)貼付け物」3件、「灯火の色」3件、「その他」8件だった。
整備不良車両の約半数が灯火の電球切れだった。また、整備命令が発令された不正改造車は、正規のリアバンパーを取り外して走行していた大型車が最も多かった。
自動車ユーザーなどへの啓発活動は、「出前講座」4回、「ポスターによる広報」3416枚、「チラシによる広報」4万1400枚を実施した。不正改造車排除のための情報収集は、「不正改造車・黒煙110番情報」17件、「警告ハガキ送付」17枚、「整備命令発令」24件となった。
東北運輸局では、今後も不正改造車の排除を推進していくとした。
日刊自動車新聞9月18日掲載
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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主催者 | 国土交通省東北運輸局 |
開催地 | 東北 |
対象者 | 自動車業界 |