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2018年9月19日

内閣府 SIPのプロジェクト、内燃機関の熱効率48.6%達成 目標まであと一歩

内閣府が主導する戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の一つである「革新的燃焼技術」プロジェクトは13日、研究している内燃機関の熱効率が48・6%を達成したことを明らかにした。今年度中に内燃機関の熱効率を50%に引き上げるという最終目標の達成まであと一歩となった。

ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンともに、エンジンと補機類を含めた実機で熱効率48・6%に達したことを確認した。超希薄な燃料と空気の混合気で燃焼させる「スーパーリーンバーン」の成立などで実現した。プロジェクトの最終年度となる今年はスーパーリーンバーンのさらなる進化やノッキングの抑制技術などに取り組み、50%達成を目指す。

革新的燃焼技術の研究は2014年度からスタート。当初の内燃機関の熱効率は40%前後だった。自動車用内燃機関技術研究組合(AICE)に加盟する自動車メーカー9社や79の大学が連携し、開発を進めている。

日刊自動車新聞9月14日掲載

開催日 2018年9月13日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

内閣府

対象者 自動車業界