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2018年9月19日

ヤマハ発、独自フロント二輪機構採用 新型バイク発売

 

ヤマハ発動機は13日、同社独自のフロント二輪機構「LMW(リーニング・マルチ・ホイール)」を採用した新型車「ナイケン」を受注生産で発売すると発表した。全国約270店の取扱認定店で同日から予約受付を開始した。モーターサイクルの知識・技術が豊富で、新技術に興味・関心を持つユーザーを販売ターゲットに想定する。国内で年間400台の販売を見込む。

LMWは二輪車のように車体をリーン(傾斜)して旋回する三輪以上の車両の総称。新型ナイケンは、「トリシティ125」(2014年)、「トリシティ155」(17年)に続くLMW第3弾となる。排気量845cc水冷・直列3気筒エンジンを搭載する大型スポーツモデルで、LMWラインアップのフラッグシップモデルとして位置付ける。

トリシティの機構をベースに開発した新ステアリング機構「LMWアッカーマン・ジオメトリ」を採用し、スポーティーな旋回性と安定感を両立させたのが特徴。スポーツバイク並の走行性能を発揮するため、タイヤメーカーと共同開発した専用タイヤをフロントに採用した。高速道路走行時の疲労低減に貢献するクルーズコントロールなど運転支援装備も充実させている。

発表会に出席した日髙祥博社長は、「高いグリップ力、安定感を感じられる本物のスポーツツアラーに仕上がった。二輪の爽快感を損なわず快適に乗ることができる」と新型ナイケンをアピールした。

新型ナイケンは先進国向けLMWモデルで、国内のほか欧州、米国、オーストラリアを中心に販売する。欧州は年間1800台、米国は同100台の販売を計画している。ヤマハ発によると、国内ではこれまでにLMWを累計約1万3700台販売している。

日刊自動車新聞9月14日掲

開催日 2018年9月13日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

ヤマハ発動機㈱

対象者 大学・専門学校,一般,自動車業界
リンクサイト

ヤマハ発動機ホームページ https://global.yamaha-motor.com/jp/news/2018/0913/niken.html