会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2018年8月30日

東京海上日動 使用長期化に対応 特約対象を拡大

東京海上日動火災保険は、事故後に支払われる車両保険金と新車買い替え費用の差額をカバーする「車両新価保険特約」の対象を2019年1月から広げる。

現在は対象を初度登録から5年以内に限っているが、車両の保険金額(査定額)が新車の5割以上ある場合は年式にかかわらず特約を適用する。使用年数の長期化に対応した。経過年数で判断せずに同特約を提供するのは業界初となる。
車両新価保険特約は、事故のため新車に買い替える際、支払われる車両保険と実際にかかる新車購入費用との差額をカバーするもの。満期日時点で初度登録から5年以内の車両が対象だが、改定後は保険契約締結時に決まる車両保険の保険金額が新車で購入した場合の50%以上なら年式にかかわらず特約を適用する。6年経過した車両では5割、7年経過したものでは3割程度が特約の対象になると同社では見ている。

また、新車割引も拡大する。初度登録から25カ月以内の車両の割引率を引き上げるほか、経過年数が26~49カ月の車両については割引対象を増やし、車両保険だけでなく対人賠償責任保険や対物賠償責任保険なども3~6%程度を割り引く。契約条件によっては2万円ほど割安になる。6・7(S)等級以外の割引率は「大手損保では最大級」(同社)となる見通しだ。

日刊自動車新聞8月27日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

東京海上日動火災保険

対象者 一般,自動車業界