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2018年8月27日

石油増税は絶対反対です! SSから消費者の皆さまへのメッセージ「ガソリン価格の約半分は税金です」

18年ガソリン価格の内訳のサムネイル

ガソリン価格・税の話

13日に資源エネルギー庁が発表したレギュラーガソリンの全国平均小売価格は1リットルあたり152.1円となりました。

多くのお客様はこの価格を高いと感じておられると思いますが、上のイラスト「これが8月ガソリン価格の内訳」の通り、実際のガソリン本体価格は84.2円なのです。残りの67.9円、小売価格の45%が税金であることをご理解ください。

内訳の通りガソリン税が53.8円で、それに石油石炭税2.04円、温暖化対策税0.78円が加わり56.6円となります。これにガソリン本体価格の84.2円を合わせると140.8円。さらにこれらを合わせた価格に消費税8%分の11.3円が上乗せされますから小売価格は152.1円となるのです。

税金の大半を占める53.8円のガソリン税の、もともとの税額は28.7円なのですが、かってこの税金は道路整備を行う財源とすることが目的で、全国に迅速に道路網を整備する必要があったことから暫定的に25.1円を上乗せしていました。ところが全国は2009年に、このガソリン税の税収の使い道をあらかじめ決めない一般の税金にしてしまった。つまり「道路整備を急ぐため」という理由がなくなったはずです。しかし、国は財政状況が厳しいという理由で、暫定的な税率そのものを継続したままにしています。

もう一つ、消費税の問題もあります。イラストで示した通り、ガソリンの本体価格と高額のガソリン税と合わせた価格に8%の消費税が課せられています。何が問題かといいますと、ガソリン価格の約半分を占める税金にも税金が課せられているということです。。現在の価格水準で見ると、消費税分は11.3円にもなるのです。

来年10月から消費税が10%に引き上げられる予定です。現在のガソリン価格に当てはめてみると小売価格は154.9円になります。税金だけで1リットルあたり70円を超えることになります・

現在、原油価格が高騰しているためにガソリン価格が高くなっていますが、その背景には高率・工学の税金があることを、お客様に理解いただきたいと思います。

全国石油商業組合連合会「ぜんせき」8月24日掲載

開催日 2018年8月27日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

全国石油商業組合連合会

対象者 大学・専門学校,一般,自動車業界