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2018年8月27日

自動車解体作業に驚き 道経産局、親子でリサイクル工場見学

■環境保全学ぶ 夏休みの自由研究に
北海道経済産業局はこのほど「夏休み!リサイクル工場親子見学バスツアー」を実施した。公募で集まった親子17組34人が、自動車リサイクル工場などで再資源化作業を見学。子どもたちは環境保全の大切さを学び、夏休みの自由研究に励んだ。

道経産局が毎年行っている企画で、今回が5回目。これまでペットボトルなど容器、冷蔵庫など家電のリサイクル工場を見学してきたが、今回はこれらに加えて参加者アンケートで希望の多かった自動車リサイクル工場を初めて訪ねるツアーを組んだ。

小学4~6年生の児童17人とその保護者が参加。一行は道経済産業局でリサイクルの基本的な仕組みについてレクチャーを受け、バスに乗り込み出発。最初の訪問先である容器リサイクル工場の中沼資源選別センター(札幌市東区中沼町)で、びん・缶・ペットボトルのリサイクルを見学した。

その後自動車リサイクルと家電リサイクルを手掛ける鈴木商会石狩工場(石狩市新港中央3丁目)に到着。鈴木商会スタッフの説明を聞きながら工場内を見学。乗用車やトラック、バスなどさまざまな使用済み車が並ぶ光景に、子どもたちは興味津々。自動車リサイクル法に基づくフロンや廃液を回収する事前選別作業、国内向けの部品取り作業などの後、自動車解体用重機のニブラで軽自動車を解体する一連の作業が披露された。クルマをみるみるうちに解体する重機の迫力に、大人も子どもも圧倒されていた。
また家電は家電リサイクル法対象の洗濯機と冷蔵庫のリサイクル作業を見たほか、子ども自身が1人1台ずつ薄型テレビの解体作業を行った。工具でテレビをバラバラにするという普段はできない体験にみんな興奮気味の表情で取り組んでいた。
今回のバスツアーを行った道経済産業局資源エネルギー環境部の田口晴彦環境リサイクル課長は「自動車を解体する現場作業を目の前で見ることはなく、貴重な機会だったと多くの参加者が感じていたようだ」と語った。

日刊自動車新聞8月22日掲載

カテゴリー 社会貢献
主催者

北海道経済産業局

開催地 容器リサイクル工場:中沼資源選別センター(札幌市東区中沼町)、自動車リサイクルと家電リサイクル:鈴木商会石狩工場(石狩市新港中央3丁目)
対象者 キッズ・小学生,一般,自動車業界