2018年8月2日
〈西日本豪雨〉NEXCO西日本 高速道の65%通行止め、全線復旧時期はまだ先
NEXCO西日本は西日本豪雨による管内高速道路の被災状況とその後の取り組みを公表した。
北村弘和取締役保全サービス事業本部長によると、西日本豪雨で管内高速道路など37道路、2299㎞が通行止めとなった。同社が管理する高速道路の約65%で「過去に経験がない」とした。広範囲で長時間の記録的大雨の影響で道路上への土石流や道路のり面の崩壊などが見られた。同社はNEXCO東日本・中日本とも連携し、24時間体制で応急復旧工事を行っているが、7月31日現在でも東九州道の椎田南IC~豊前ICの上下線7㎞、広島呉道路の坂北IC~呉ICの上下線13㎞の合計20㎞で通行止めが続いている。
また、中国道の北房IC~新見IC間、高知道の新宮IC~大豊IC間で一部対面交通となっている。
酒井和広社長は「(高速道路の通行止めで)物流が途絶えたのを深刻に思っている。中国道、山陽道のどちらかを早い段階で開けるように検討し、実施することは(我々の)明確なミッションだったし、(通行止め楷書は)早いオペレーションだったと思う」と述べた。
復旧工事中の高速道路のうち東九州道、広島呉道路は復旧めどを11月としているが、全線復旧は、新規に道路作るほどの月日をようするところもあり、「学識者らを交えた委員会で復旧の工法を決定する」(北村本部長)として時期の明言は避けた。
交通毎日新聞8月2日掲載
開催日 | 2018年7月25日 |
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カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
主催者 | NEXCO中日本 |
開催地 | 西日本豪雨被災地 |
対象者 | 一般,自動車業界 |
リンクサイト | NEXCO西日本ホームページ |