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2018年8月9日

ライドシェアサービスの米ヴィアが日本進出、オンデマンドシャトルバス 都内で実証実験

ライドシェアサービスを展開する米ヴィア・トランスポーテーションが日本に進出した。

日本法人「ヴィアモビリティジャパンGK」を設立し、タクシーの配車アプリなどを展開する検討に入った。また、森ビル(辻慎吾社長、東京都港区)とオンデマンド型シャトルバスの実証実験を1日から始めた。ライドシェアを原則禁じる日本では利用者や地域を限定するが、ヴィアのデイビッド・アデルマンバイスプレジデントは「新しい都市部の交通手段として本気でサービスを提供していく」と語った。

実証事業は「ヒルズ・ヴィア」の名称で展開する。ヴィアが提供するアプリで同じ方向に向かう複数の乗客を乗せ、交通状況を踏まえた最適ルートで運ぶ。実証期間は来年7月31日までで、まずは森ビルの社員、約1300人が対象だ。対象地域も虎ノ門ヒルズや六本木ヒルズ(ともに東京都港区)などに限定する。メルセデス・ベンツ日本(MBJ、上野金太郎社長、東京都品川区)が「Vクラス」4台を提供する。

ヴィアは2013年からサービスを開始し、世界で100万人以上の会員を抱える。米国のほか欧州やオーストラリアでサービスを手がけ、月間200万回以上のライドシェア実績を持つ。
ライドシェア企業では、米ウーバー・テクノロジーズが14年に日本上陸したほか、中国の滴滴出行もソフトバンクと組んで日本で事業展開している。ただ、日本ではライドシェアを「白タク行為」と見なして禁じており、いずれもタクシー配車アプリの提供などにとどまる。ヴィアも今後の事業展開は未定だが、アデルマンバイスプレジデントは「日本ではサービスに規制があるが、チャレンジしていきたい」と語った。

日刊自動車新聞8月2日掲載

開催日 2018年8月1日
開催終了日 2019年7月31日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

日本法人「ヴィアモビリティジャパンGK」

対象者 自動車業界