自動車整備機器商社のサンコー（永瀬道晴社長、東京都港区）は、９月２１日から完全週休２日制を導入し、土日を休業日に設定する。

今後の人材確保や働き方改革に向けた施策の一つと位置づける。永瀬社長は「最大の目的はリクルート対策だ。求人募集の説明会や面接をするなかで、応募者は年間休日が平均といわれる１２０日あるかどうかに最も関心があり、人材確保のためには見逃せない要素だと感じて決定した」と語った。

取引先に向けては、６月から請求書に案内文を添付したり社員が訪問した際に口頭で説明するなどして周知を進めている。
同社はこれまで、土曜営業の大手自動車用品店からの問い合わせ対応などの業務を行うため土曜を営業日とし、社員はシフト制で対応していた。しかし、人材不足が深刻化する中、休業日の確保を優先させることにした。

日刊自動車新聞7月27日掲載