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自動車産業インフォメーション

2018年7月31日

日本自動車機械工具協会、会員28社の2017年度総売上高0.6%増、5年連続1千億円超す

日本自動車機械工具協会(機工協、柳田昌宏会長)は26日までに、2017年度の「自動車機械工具販売実績」を公表した。

会員28社の総売上高は前年度比0・6%増の1068億円だった。全19項目中、11項目が前年実績を上回り、5年連続で1千億円を超える結果となった。金額の大きい自動車総合診断装置とハンドツールが落ち込んだものの、その他の機器が補完する形で微増を確保した。

前年実績を上回ったのは洗車洗浄装置、リフト・ジャッキ・プレス、空圧電動工具、車体整備機器、エンジン診断用機器など11項目。このうち洗車洗浄装置、バッテリー・クーラーサービス機器、ガレージ用一般機器は過去10年で最高額を記録した。カテゴリー別で見ると総合診断装置が前年比22・8%減。佐藤正幸流通委員長は「自動車技術総合機構や軽自動車検査協会、カーメーカーが行う設備更新の狭間になったことなどが全体を押し下げた」と指摘した。

車検機器ではコンピュータ車検システムが小型・普通車用、大型車用ともに伸びた。大型車用は「ディーラーの移転新設、増改築が寄与した」(同)とした。
総金額に占める割合が最大で17%を占めるリフト・ジャッキ・プレスは同2・0%増と堅調だった。エンジン診断用機器では外部故障診断機(スキャンツール)、スキャンツール診断ソフトが20%を超える伸びを示した。スキャンツール補助金も寄与した。
総金額に占める割合を機械工具別に見ると、リフト・ジャッキ・プレスが17・0%で最多。次いで車検機器が9・3%、洗車洗浄装置が8・4%、ハンドツールが7・4%などだった。

日刊自動車新聞7月27日掲載

開催日 2018年7月26日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

日本自動車機械工具協会(機工協)

対象者 自動車業界
リンクサイト

機工協ホームページ

http://www.jasea.org/dcms_media/other/【ホームページ】【30.7.25】販売実績.pdf