2018年7月18日
自動車税制見直し「今年末が勝負」 愛知県知事、経産省で要望
愛知県の大村秀章知事は12日、経済産業省で平木大作大臣政務官と会談し、自動車税制の抜本的な見直しや自動運転の実現に向けた取り組みの推進、新たな外国人材の受け入れなどを要望した。
特に自動車税制に関して大村知事は「今年の年末が勝負」とし、「ぜひ、ユーザーの負担軽減をお願いしたい」と話した。これに対し平木政務官は「ユーザーからは、自動車課税は複雑で負担が重いという声もたくさん出ている。負担軽減に向けて取り組み、今年末の大綱にしっかりと要望として入れたい」などと述べた。
自動車税制については大村知事が「消費税率引き上げのタイミングで、駆け込みと買い控えが生じないようしてほしい」と話すと、平木政務官は「前回の状況を教訓に、しっかりと知恵を使っていきたい」と答えた。
自動運転車の実現に関しては、大村知事が「法制度も含めた整備をお願いしたい」と述べると、平木政務官は「日本のリーディング産業である自動車産業が、これからも世界で活躍するために、自動運転の技術を磨いていく必要がある。合わせて、規則やインフラなどの議論もしなければならない。そこにしっかりと取り組む」と述べた。
会談後に取材に応じた大村知事は「大綱では消費税の引き上げに合わせて負担軽減の措置を講じると書いてある。そこはしっかりやっていただきたい」と強調。「これは愛知県への効果というより、オールジャパンへの波及だと思う」とし、他府県の知事とも連携して要望実現に取り組む姿勢を改めて示した。
日刊自動車新聞7月14日掲載
開催日 | 2018年7月12日 |
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カテゴリー | 会議・審議会・委員会 |
主催者 | 愛知県知事大村秀章氏 |
開催地 | 経済産業省 |
対象者 | 自動車業界 |